建築というのは、木とか鉄とか石とか
そういう物質から成り立っていると考える人が多く見受けられますが、
本当は単純に「空間」がそこに有るだけで、
その空間がどうやって出てくるかはやはりそのときの「直感」というものが、
原動力になっているのではないかと思うのです。
人間が気持ちいいと感じるのは、この直感に近い感覚なのではないでしょうか?
この直感的な感覚は、心の気持ちよさを。
そして、
実際の数値で示される断熱性や気密性を追求することは、
体への直接的な気持ちよさを実現してくれます。
パッシブという言葉は、「受動的」という意味です。
地球に住まう私たちは、
この自然の恩恵を、
循環の中で利用しながら生きる方法を、
考えなければいけない時期に差し掛かっています。
しかし、
地球のことを考えて家を建てる人はほとんどいません。
だからこそ、
実際の光熱費が安くなったり 、
温度バリアフリーによって快適に過ごせるようになったり、
そういったメリットを最大限に生かしながら、
知らない間に地球環境にも寄与していた。
そんな感覚から始めるエコでもいいのではないでしょうか。